2014-01-01から1年間の記事一覧

スモーク

夜の散歩中、こう、見上げて。なんでだか、頭の中に映画の「スモーク」が浮かび、その主人公オーギーが、毎日同じ時刻に、同じ場所を撮影するのと同じように、これを撮ったらどうかな、いや空とビルだけやから、つまんないよな、と考えた。そして、もし、「…

寝ると眠るの

小説のタイトルや、目次が書かれている頁は、余白が大きくて、静かで、映画の始まる前、予告と本編の間の一時のようでいいなあ、と、本を読みながら、今日初めて思い浮かんだ。また、ふいに同じことを思えば、きっと、本当にそう感じているんだと思うけど、…

ふふふって笑いたい

せんきょ、の帰り道。ここのところ、テレビでは、方々のイルミネーションが。節電しなくても、原発動かなくても、電気は止まらない。今日は、久々に、ピタゴラスイッチを見た。アルゴリズム体操、オーストラリアの小学生のみなさんといっしょってやってて、…

わたしの写真

シャッターを押す勇気の出る日と、出ない日の違いはなんなんだろう。明日はお祭り古くからある家の軒先には、この提灯が吊られる。すごく好き。月と、太陽と、地球なんやろうか、と、祭りのたびに、ここ3年くらい考えてる。今日は、撮る勇気が出た日だった。…

生きてたよね

夜の散歩で、2、3回、乾いた落ち葉を踏んで、気持ちよかった。暗闇に、じいさんが、ぼうっと立っていた。すごくすごく小心者で驚くほうなのに、びっくりしなかった自分にびっくり。生きてたよね、じいさん。幽霊じゃないよね。「昨夜のカレー、明日のパン」…

街の灯りちらちら

今日はお昼のおやつに、ラミーをふたブロック、バッカスをふたつぶ食べたところ、ほろ酔いになりました。ラミーの方が、わずかに箱が大きい。台風が去った後の夜の今、とても寒いです。強い風が吹いてるような音がしていて、夜の散歩に出ることをひるんでや…

ラミー

コンビニで、ラミーを買ってきた。もう冬です。ラミーは洋酒が強く効いた、冬限定のチョコレートで、どなただったかが、ツイッターに載せているのを見て、前の冬に初めて買ってみて食べた。思い切りのいいお酒っぷりが美味しくて、それから何度か買った。今…

キャッチーとポップ

今日はいちにちを通して、時おり右目の上まぶたがぴくびくと痙攣していた。依然、あまり飽きることなく、オードリーのオールナイトニッポンを、日々粛々とさかのぼって聞いているけど、久々にFMを聞きたい気分になったので、ラジコをつけてみたところ、グッ…

心のテーマソング

新月を過ぎた、細い月の夕暮れです。普段、手に取らないのに。何気なく立ち読みしたら、載ってた。わなわなしながら、本屋をでて、手をぐーにして、信号を待った。iPodでスネオヘアーのNo.1が流れた。何度となく聴いてきた曲だけど、こんな歌詞だって気づい…

チェリオの自販機

自動販売機で買うものといえば、水ぐらいしかないのやけど、チェリオの自販機は、ジュースのパッケージの毒々しさを見るために、たまに立ち止まって眺めることがある。値段を表示することよりも、人気が爆発していることと、新発売なことを優先してたので、…

ほとんど知らない

2年、3年ぶりくらいに、フィッシュマンズを聴きたい欲が、湧き始めている。気がする。数日前、夜の散歩中にシャッフルにしたiPodminiから「MELODY」が流れてきてそう感じた。“20年前に見てたような何もない世界が見えた”って歌詞が耳にとまって、20年前でも…

⚫︎3 まるき製パン所

バスに乗りながら、まるき製パン所が思い浮かんだので、いつものバス停よりひとつ乗り過ごして、久々に立ち寄った。まるき製パン所は対面販売で、大方の種類を知っているのにも関わらず、それでもいざ、パンを目の前にすると、その後ろに立つ店員さんの存在…

高知にっき 2

つづきやあ。かっぱだよ。母は、幼い頃、かっぱのことは“えんこ”と呼んでたと言っていた。たまたま、きのう見た、1年ほど前に録画していたNHKのドキュメンタリー番組のなかで、広島では、かっぱのことを“川太郎”と呼び、転じて“ガタロ”と呼んでいる、という…

高知にっき 1

8月14、15、16日母の実家、高知へ。窪川駅で、ホビートレインを見た。一時期、ニュースなどにも登場していた、新幹線型の汽車。健気で、お茶目で、頑張り屋さんで、大らかで、かわいいやつって感じがして、こんな風にいたいなあ、と見上げた。このおじさんは…

夏の夜に大雪のニュース聞く

ゆうべの地震怖かったなぁ、と思い返して、や、怖いっていう感情とは、すこし違ったな、と思った。たぶん1時過ぎで、最大震度4やったよう。照明は消していたけど、YouTubeで今年2月のラジオを聞いていて、(最近、オードリーの春日さんがとても好きで、オード…

爪切りの時のファ

今さっき、爪を切ったら、やっぱり右手の薬指のときだけ、爪切りを押すたびに、心の中で「ファ、ファ、」と言っていた。何才から、こうだったんだろうか。エレクトーンを習い始めたのは、小学1年の頃だったと思う。手紙の挿絵に、こないだのジンジャーミルク…

⚫︎2 喫茶オルガン

喫茶オルガン大宮五条から、西へ三筋、細い道を北へすこし。右手。木曜定休。カスタードプリン 300円ジンジャーミルクティ 450円ほか、チーズケーキやクッキー、日替わりのケーキ、ランチもあるようでした。プリンは、“カスタード”プリン、と表記されている…

鳩の歩き方

ごーーーっ、って、雨が降ってる。スコールって、いう感じやと思う。うち(実家)の近所は、東南アジアかな、という感じの、何の言語かわからない発音の言葉の外国の方が、最近多いような気がするのだけど、あの人たちは今、故郷を思ったりしてるのかな、と、…

とぼとぼ歩く

今日は、とても久しぶりに泣いた。自分の損なわれている(損なわれてきた)健康について、あー辛い、と思って泣いた。泣くことができて良かった。けども、泣くことは早々に切り上げ、盛り上がっている感情を玉転がしのように、張り手して、すたこらでかけた。…

くまに誘われる

この間、「ざらざら」を読み終えたので、また少しずつ、今度は「神様」を、読んでいて、それもきのう読み終えた。初めて読んだのは、おそらく10年ちかく前で、たぶん、少なくとも3度目くらい。やっぱり、素晴らしかった。これまでは、こんなくまが、わたしの…

⚫︎1 エクボ食堂

2014年3月11日京都タワーにお祈りをしてから、バスで市内をぶらついた日、北白川を歩いていて見つけた、あの、オンノジのフラミンゴの写真を撮ったところからすこしのとこのお店。看板、錆びてる。錆びてる、けど、なんか新しそう。今度こよう、と思って、で…

「チェブラーシカ」

筆ペンでかきました。絵の良いところを見つけられない。ゴールデンウィークに、こちらに戻っていた妹が、茨城へと帰る新幹線に乗る前に、一緒に観た。わたしは観たことがあったけど、35mm上映だというんで、いそいそ観に出かけた。チェブラーシカ、ゲーナ、…

ぼやいてばかり

ふと、弟のお誕生日をWikipediaで調べると、同じお誕生日の著名人に岡田あーみん、岡村靖幸、天久聖一と、そうそうたる人物が並んでいて、大変うらやましくなった。わたしはというと、ここにも記したかもしれませんが、大好きな映画監督アキ・カウリスマキの…

10年くらいカラオケには行ってない

弟(12歳・中1)が、友人3人と初めてのカラオケに出掛けたそうで、帰って来て、何を歌ったん?楽しかった?と聞くと、「楽しかった。おら東京さ行くだで全国2位だった」と言った。いい弟だな、と思った。そのほか、歌ったのは、クレヨンしんちゃんの歌など、と…

「旅人は夢を奏でる」

「旅人は夢を奏でる」ミカ・カウリスマキ2014.04.08 京都シネマティモがでかかった。娘を胸の上に乗せてねむるシーンは、怪獣かと思った。分厚い。男の人の勝手なところ満載ながら、茶目っ気があるのは良かった。- - - - -スケッチしてみたくなって、観た映…

泣くかも しれない

自転車で。行きしな。タイとかインドネシアとか、そのあたりの生まれっぽい感じのカップルが、頭にドンキホーテの買い物袋のっけて、畑の間の道を向こうから、にこにこしながら歩いてきて、涙でそうになった。帰りしな。小学校からの帰り道らしき、ランドセ…

はる・春の・春で

川上弘美、ざらざら。お風呂で読んでたのを長らくほうっていたら、帯がべりべりにひっついていた。「同行二人」から三編読んだ。「春の絵」で涙が出るかと思った。「かみ、長いな」おれが言うと、女は、こんど切ろうと思って、と言った。「切るなよ」おれが…

あかるすぎないで

部屋の蛍光灯を、切れてゆくままにしていたので、4本だったのが、最近、最後の1本になった。それで、2本足して、3本にしたところ、明るすぎてとまどっている。東日本大震災のあとから、そんなに明るくなくていい、ということを身をもって知り、1本の蛍光灯で…

午後3時前、10秒間

今日は、13時からの打ち合わせを、3時(15時)と勘違いしていて、2時間遅刻した。その、打ち合わせに自転車で向かっている時。公園のなかで、お父さんが投げたボールを、息子がバットで打つ。飛んだボールが、手洗い場の洗面台に見事入る。それを、ああ、と思…

白い絵を

きのうの朝は、降り続いている雨の音を聞いて、安心してよく寝ました。お昼前くらいには、青空が見えた。茶色いウインドブレーカーを着て、緑のしましまのかばんをさげて、自転車ででかけた。工事中の公園の桜。今年は、見上げに来る人がきっと少ないね。工…