些末なこと 綿密な回想

きのう、パソコンからこのブログを確認して、
載せてる写真がおおきくて驚いた。
すこし気恥ずかしいけど、
ちいさく撮る設定わからず、
一枚ずつちいさくするのも面倒なので、
まあ、このままでやろかな、と。

もう、まる一週間まえになるけど、
2月1日土曜日、映画の日
楽しいいちにちだったので、記録。

「書くことの重さ  作家佐藤泰志
監督と、ガケ書房山下店長のトーク付き。

到着してロビーに入ると、
古書ダンデライオン中村さん、
ガケ書房山下さんがいらっしゃった。
お顔を見た瞬間に、“こんにちは!”
と、自分でも不思議なくらいに溌剌と、
声が出た。ちょっと恥ずかしかった。

もうひとり、お目にかかるのは、
一年ぶりくらいの知り合いもいはって、
あれこれ話す。

映画では、
佐藤泰志は高校時代、
素足に下駄で通した、というエピソードが、心に残った。
女学生ばかりの文芸部の集合写真で、
ひとり素足の佐藤泰志が、
すごく愛らしかった。

映画全体としては、
ちょっと物足りなく感じる部分もあったけど、
上映後のトークで、それは、
監督が優しいゆえのことやったのかもなぁ、と感じた。

佐藤泰志さんがひとり写る写真、
後ろの壁に「勝手にしやがれ」のポスターがあった。
映画も好きだった方だそう。

上映後ロビーのガケさん出張コーナーで、
海炭市叙景」文庫本を買う。
映画のほう、もう一度観たいな、と思う。

みなみ会館から、自転車で、
しゃーっと北へ。
わん。

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六曜社。
一階を覗くと、「合席でもいいですか?」と。
ぎゅうぎゅうの店内に怯み、
「は、また来ます、」と言うと、
よければ下も覗いてみてください、
と。
地下は、常連さんしかいったらあかんのでは、とおもて近づいたことがなかったけど、
この機会に、と、階段を降りてみた。
が、いっぱい。

はてーどうしようかー、
と、河原町を歩いていて、
あたまの上で、豆電球が光った。

最近、好んで見ている、
色んなお店のモーニングを載せてはるブログで紹介してはった、
気になる喫茶店、あこいこ。
2014年は、いろいろ、新しいこと、
試すんや、と、すたすた進んだ。

スマホは便利ね、と、
ひとり、口の中でもごもご言いながら、
“回廊 京都”とネットで検索して、
場所を確認。

歩く途中、
吉田神社 節分祭のポスター発見。
今年も激しい。

行きたかったなぁ。

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おもてたあたりで、合っていて、
すんなり到着。
お店が二階で、少しだけ緊張しつつ、
でも、てててと、のぼる。

ふたりぐみのおばあちゃんと、
おじさんが、ひとり、
あと、ダンディな店主さん。

小春日和で、窓が少し開けてあって、
窓際の端っこに座った。

ケーキセットをお願いして、
買ったばかりの「海炭市叙景」を開いた。

結構、時間かかって、やってきたケーキセットは、
フルーツパウンドのまわりにクリームと、いちご、バナナ、りんご、キウイ、ルビーグレープフルーツ、それぞれたっぷりのっかっていた。
くだものは、全部上等のようで、
おおぶりで、とても甘かった。
シルバニアファミリーのおもてなしみたいだな、と思った。

おばあさん二人組が「ご飯こしらえ しなあかん」と帰ってからは、
ダンディなおじさまだらけの店内で、
SPEEDのホワイトラブ(たぶん)オルゴールバージョンが流れていた。

かるく二人分はある、ケーキセットを平らげ、
海炭市叙景」を一編だけ読んだら、
次の映画の時間が。
陽の差した、幸せ、って確信する瞬間がいちど。
とてもとても良い喫茶店でした。
必ずまたこよ。

かぐや姫の物語」をようやっと。
もう、“ひーめ!おいで!ひーめ!”
で、涙は決壊した。

ちょっと疑問点もあるけど、でも、
でっかいスクリーンで、
でっかい動く絵を観られるというそれだけでもう、
歯ごたえの良いものかじっているような快感が続いた。

“あたしは、ずっとすてまるの手下だよ”


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今年二回目。カフェコチ。

三度目の正直で、
久々にキッシュを食べることができた。
このままやと、死んでも死にきれへん!とおもてた。
大げさやけど、このままやと、
最期によぎるのは、コチのキッシュかもしれん、と。
メニューには、斜線が入っていて、
またあかんか、とおもたけど、
店員さんに聞くと、新しいのが、
今焼けたとこ、と!
あーよかった、うまかった。

京都は、基本的に、
北から南へ向かう時は下り坂。
で、口笛ふきふき、しゃーっと自転車立ち漕ぎ姿勢の帰り道。
賑やかな明かりが減ったところで、
星がとても綺麗に見えているのにはっとした。

そのとき、「オンノジ」というマンガを、
思い出した、ということは、
また次に書こうかな。

ああ、書きすぎた。
スマホで、よう書いた。
今夜も雪でしょう。