ここ数日、キセルが聴きたくなります。
昨夜は、テレビを消音にして、
キセルを聴きながら、オリンピックの女子アルペンスキーをすこし見ました。
こんもり、まっしろの風景の中に、
鮮やかなウエアーがとてもきれいで、
滑降してゆくさまに、胸がすっとしました。
先週、金曜日の2/7は、久々に午前十時の映画祭を観に行きました。
「リオ・ブラボー」。
tohoシネマズ二条にて。いつぶりか、思い出せないくらい久々。
これは、二条駅にて。
愛らしいなぁ、と感じて。
「リオ・ブラボー」は、上映していることすら知らなかったのですが、
友人から“いいじじいが出ています”と連絡をもらい、
これはいかなくては、と、出かけました。
(“いいじじい”というのは、決して悪い気持ちで言っているのではなくって、
なんというか、奔放で、楽しそうなおじいさんについて話すとき、
じじい と呼んでしまっています。)
映画のじじいも最高でしたが、後ろの席のおじいさんが、
鉢投げのシーンで「すごいなぁ…」と言葉を漏らし、
歌のシーンでは共に唄い、ラストシーンで歓声をあげていてさいこうでした。
というような感想を、この映画を教えてくれた友人に、
これまた、その友人が教えてくれたあたらしいカフェからメールで送ったら、
“わたしも2Z上映(映画のなかのじじいと、後ろの席のじじい)で観たかった!”
と、返事がすぐ来て、
おしゃれありあまる店内で、抑えきれない爆笑がほほえみになるという、
気持ちの悪い笑みを漏らしてしまいました。
超おしゃれ だったカフェは、こちら。
さらさの新店のようです。
あっさりとした、毎日でも飲みたい、という感じの、
美味しいコーヒーでした。
おしゃれ圧は強かったです。
3.5おしゃれ圧。(5おしゃれ圧が最高として)
その後、バスでガケ書房へ向かう。
途中、丸太町どおりを、堀川から烏丸へ向かうあたりを、
進んでいくバスの中で、つり革につかまりながら、
とても気持ちいい陽射しを受けて、ぼうっとしていたら、
この、陽射しをただ自分が受けているだけでなくって、
誰かを手助けしたいという気持ちが、
社会のそもそもなんかなぁ、と、思い浮かんで、
悲しくなった。他者を思いやる気持ちが根本にあって、
それが、物や、お金というものに置き換わって、
今、こんなに複雑になってるんだろうか。
ガケ書房では、いしいしんじさんの「京都ごはん日記」を買った。
本や小さな贈り物を買う時はなるべくガケ書房で、と思っていて、
いしいさんの本は絶対ガケさんで、と勝手にひとり誓っている。
んで、まえがきを読んだだけで、すでに泣いてしまいそうで、
一旦置いた。いい日だったな。
カバー外しても、かわいかった。
いしいさんの絵だと思う。
たこ、ひょっとこ、ねこ、うま、とり…
この日、すこし散歩して見たもの。
街路樹が、最近よく切られている。
烏丸通の街路樹は、切った上からブルーシートがかけられていて、
首なし死体みたいで怖かったので、こっちのほうがいいな。
これは、七条通り。
過剰。
翌、東京都知事選があった夜、
眠りしな、ツイッターに書いたこと。
高齢化は進み、人口は減ってゆき、している今に、
“戦後最大の国家予算”を組んだり、アベノミクスとかいうたり、
賢いひとが、あれやこれや考えてるんやろうけど、
もう、目がいってしもてる博打打ちのお父さんみたいなイメージしか湧かへん。
慎ましく生活しましょう、て、袖ひっぱっても止まらん。
今来て欲しいのは、アンパンマンとか、ヒーローじゃなくて、
ドォォォン!!の喪黒福造、笑うせぇるすまんなんや、ておもた。
ああ、なんておかしい夢を見ていたんだろう、って、改心するような。
でも、もう喪黒福造は訪れてて、
原発事故を差し出して去って行ったんかもしれへん。
とかいう想像しても、麻痺してて、惰性に支配されて、悲しさもうまくわかへん。
麻痺と惰性の日々や。と自覚して、諦めずに生活せんとな、とは、思う。
お腹すくとしょぼくれたこと考えてしまうな。
東京都知事選挙、悲しかった!
眠るまえは、いつも、おなかすいたなぁ、と思っている。