やきいも〜やきいも〜


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待ち合わせ時刻より、ちょっと早く着きそうなので公園にいる。

ただでさえ、時間が読めない方の性質(ルーズな人)なうえに、疲れていてへろへろで、いつもぎりぎりのわたしにしてはなんとめずらしいことかな。ここ最近で一番元気といってもいいのと、友人(と言っていいかな、元同僚)と待ち合わせておでかけ、というのがいつぶりなのか、ぱっと考えてまったく思い浮かばないくらい久しぶりで嬉しくて。

 

ゆうべは、21時前の回で「ザ・キラー」を観た。観てる間じゅうほとんどドキドキしてて、3割くらいは手で目を覆って隙間から観た。

デビッド・フィンチャー監督作で、デビッド・フィンチャーてなんか観たことあったかなあ、と検索したらば「ファイトクラブ」の人で納得納得〜。

先月?髪の毛切ってもらった時に美容師の松山さんから、「ザ・キラー」、「孤独のグルメ」みたいやったで(要約・大意)(松山さんはシネコンかどっかでみはったとのこと)的な話を聞いて観たのやけど、わたしには刺激が強かった。あー怖かった。

 

ただ、始終どきどきしながらも、映画の前に見かけた焼きいもを手に持ってにこにこ歩いていた女の子の一瞬の表情が時折頭をかすめて、映画観終えてからも思い浮かぶのはそちらの方だった。

映画館に向かう道々、“やきいも〜やきいも〜”の音は聞こえていて、後ろ髪ひかれながらも、映画もう始まるしなあ、と道路向こう側に停車している焼きいもトラックを確認するもあきらめてチケット買いに。そしたら開場まで微妙に時間があったので、書いた葉書を出そうと(先日の高校の頃の先生のリサイタルのお礼と感想を先生に)、ポストだけ行こうと取って返したところ、向かいから歩いてくる女の子がすごくにこにこ、なんとも言えない良い表情で、どしたんかな、と思う間もなく手元の焼きいも(らしき)紙袋が目に入った。あったかいな、と声が聞こえてきそうな感じで袋をちょっと撫でてて。

前に書いた、あの、犬に微笑みかけていたおじいちゃんといい、誰に見せるでもない笑顔の胸の芯にくる感じはなんなんだろうなあ。涙が出そうになる。加齢か。

 

きのうは、あと冬用のおふとん準備したりえらかった。冬用のふとんはぬくかった。

さて、そろそろいこ。楽しみだなあ〜〜!


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