丸くなって寝る

2015/09/16 水曜日

きのうは、この日記を書いた後、
本当の最短距離で寝てしまった。
通るべきところ(お風呂など)を通らずに、うたた寝。
アルファーステーションでやってたキセルのラジオがことごとく、うっとりする曲ばかりだった、そのせい、にしておく。

そんなで、うまく寝付けず、今朝起きられず。

お昼過ぎ、幼なじみのお子を、母と訪ねた。
わたしが前に病院で会った時は、生後4日だった。今日で21日とのことだった。
ぐっと大きくなってるのかな…?と思っていたけど、身体は大きくなっているような感じはなかった。
ただ、なんというか、“判ってきてる”感じが、表情からありありと伝わってきた。
着実に成長してるんだなあ、と、
我が身と比べての切なさとか、あの、本当になーーーんにも知らない姿はないんだなというわずかな寂しさとか、が、
圧倒的な可愛い!!という気持ちの中にすこーーし混じったような気持ちになった。


ずいぶんずいぶん前に、ツイッターで「マインド・ゲーム」をおすすめした方が、ようやく観ました、とお返事をくださった。
覚えて頂いていて、さらには、観てくださった上に、良かった、と言ってくださって、とっても嬉しかった。

わたしは観てから、1年半くらい経っていて、もう記憶がおぼろげだったので、
いくつかネットの文章を読んで、YouTubeにある動画を見た。

あの、クジラの口から飛び出すときのような、逆流を全力以上の全力で、泳ぎかきわけ、走りに走って浮き上がっちゃうくらいの、そんなことを、やんなくちゃ。こっから、わたしは、出なくちゃ。タイミングはもう来てるのに。
無常迅速。時不待人。って。

西くんが、神様のところで生き返りたいって言うシーンも響いた。

「俺は戻れる」

「戻れへん、絶対」

「絶対絶対絶対絶対絶対…戻る戻る!」

「ちっとはやれるやん、続けられる?お前の身体で、頭で」

「俺は戻れる 戻る あのハゲをやっつける 何よりも力強くまっすぐ のびのびと楽しくいきいきと すべての力でやってみる」

楽しく、のところは、正しく、にも聞こえたけど、楽しく、かなあ、と思った。
あ、やんなくちゃ、って書いているけど、本当は、この西くんのように、「やってみる」っていう気持ちでいたい。
「すべての力でやってみる」。
だめでも、またやるし。っていう気持ちで、かつ、すべての力で。
簡単な言葉だけど、素晴らしい台詞と思う。

他にも、たまらないシーンはたくさんあったと思うけど、やっぱりもうあまり覚えていない。
去年、念願叶って劇場で一度観て、それきりで。映画館がいいけど、レンタルでもいいかなあ。
なににせよ、きっとまたもう一度観よう。

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「これからも普通のものを愛でて嬉しがっていたい」

2015/09/17 木曜日

国会中継を見てた。

安保法案 参議院特別委員会。
恥ずかしいほどに、政治のことに対して不勉強で、わからないことばかりなのだけど、
表情や喋り方、しぐさを逃さないように、という気持ちで、わたしなりに真剣に見た。

鴻池委員長に、不信任動議が出されて、その賛否を表明する討論があった。

適切な言い方かどうか分からないけど、本当のところ、不信任動議は、鴻池委員長に対して出されたのではなく、
鴻池委員長が、あんなだまし討ちのようなことをせざる得なくさせたものに対しての、不信任ということらしかった。
答弁に立つ人が口々に、鴻池委員長の公正さに尊敬の気持ちを表明していた。

そして、不信任動議についての賛否とその理由を答弁するという趣旨のもと、安保法案全体に対する意見が表明された。

不信任動議が否決となったあと、質疑の時間も設けず、採決となったので(あれで採決なんてとても言えないとは思う)、
この答弁はとても大切な時間だったのだと思う。

そのなかで、民主党政調会長代理、大塚議員の答弁がとても心に残った。
博識さ、聡明さ、穏やかさとともに、とても真剣な気持ちを感じた。
安保法案に関するこれまでの自民党の矛盾などをわかりやすく話されたのだけど、一番目からうろこの気持ちになったのが、国会職員の方へのお話だった。

かなり、勝手な要約になるけど、そのお話を聞いて、わたしが理解したのは、このようなことだった。

今回、自民党が行っただまし討ちのようなことについて、ある部分、国会職員の加担がなければ成立し得ないことだった。公平公正な話し合いの場を維持するために、国民からその職を任されているということを、いま一度確かめてください、と。
本来、委員長にそのように言ってもらいたかったが、言われなかったので、苦言を呈するようだが、あえて言わせていただいた。

かなりかなり、勝手に書いたけど、そのようなことを仰っていたと思う。

審議する法案の是非以前の問題で、そのやり方についてこれでいいのか、と、自分の考えを優先する人が、少しずつでもいれば、
だまし討ちや、かまくら強行採決のようなものは、見なくて済んだのかもしれないと思う。
恥ずかしくて、幼児にも見せられない、幼児にこそ見せられないものだったと思う。

じっと座って、テレビ画面の国会中継を見ているだけで、ずいぶんくたびれてしまい、不信任動議討論の途中で、見るのをやめてしまった。

無理して見続けることはやめよう、と注意してやめたつもりだったのに、
今、とても胃が痛い。
とても情けない。弱いから、優しくも強くもなれない。つらい。

牛乳温めて飲んだから、もう丸くなって寝る。
「マッド・マックス 怒りのデスロード」のあらゆる車が、国会に向かっていくところを想像して寝る。